ガイド

やさしくわかる、アウトドアリゾートの選び方

【滞在】グランピングとコテージ、どちらが自分に合ってる?

自然の近さや非日常感を楽しむグランピング。
建物の安心感やプライベートな時間を大切にしやすいコテージ。

どちらも、アウトドアを快適に楽しめる「アウトドアリゾート」の楽しい選択肢です。考えるだけでワクワクしてしまいますね。
でも、なかなか決められない・・そんなときのヒントにしてみてください。

グランピングとコテージの違いとは

グランピングとコテージ、どちらも自然を満喫しながらも、ベッドや食事、空調などの快適さを大切にできる滞在です。
その大きな違いは、自然との距離と、客室のつくりの2点です。

グランピングは、テントやドームなど、何よりも屋外とのつながりを感じやすさが特徴です。朝夕の空気感であったり、降り注ぐ日差しを感じたかと思えば、夜には頭上に星空が広がる、まるで自然のシアターを感じるように滞在でき、客室そのものに「非日常感」が溢れます。

いっぽうのコテージは、わかりやすく言うと「独立した建物型の客室」。壁や扉で屋外と区切られ、トイレや浴室(シャワールーム)、リビング、キッチンなどを客室内に備えることがスタンダードです。自然を楽しみながらも、休む時間は室内でしっかり時間を取りたい、そんな切り替えをしやすい泊まり方といえます。

※本稿では、独立した建物型の宿泊棟を便宜上「コテージ」と呼びます。設備やサービスの範囲は施設ごとに異なります。

Q1. アウトドアらしい特別感を楽しみたいならどちらを選ぶ?

A. グランピングが向いています。

グランピングの魅力は、快適に泊まれることに加えて、「外で過ごしている」という感覚を持ちやすいことです。テントの外で食事をしたり、夜の空気の中で焚き火を眺めたり、朝起きてすぐ外へ出たり。普段のホテルとは違う環境そのものが、旅の思い出になります。
そして盛り上がるのが特別な内装です。キャンプというのは贅沢すぎるその内装は、外に出るのも忘れるくらい素敵な非日常空間
初めてアウトドアリゾートへ行く人や、誕生日・記念日など、いつもと違う滞在、子どもに新しい体験をさせたい、そんな方はグランピングを選択の筆頭にするといいですね。

Q2. 虫や音、天候が少し心配なのですが。

A. 不安を少なくしたいなら、コテージの方が選びやすいでしょう。

グランピングはホテルライクな設備が整っていても、基本、自然の中にある滞在です。雨音、風、虫、周囲の声などを、一般的なホテルより近く感じることもあります。
コテージは壁や窓で屋外と区切られているため、室温や音を管理しやすく、天候が変わっても客室内で過ごしやすい傾向があります。少しでもそれらの不安を感じるのであればコテージを一番手にしてもいいですね。ただし、森や里山など自然豊かな場所にある以上、コテージでも虫を完全に避けられるわけではありません。

Q3. 小さな子どもや、祖父母と一緒なら?

A. 迷ったときは、まずコテージスタートを基準に考えると安心です。

子連れや三世代旅行では、夜間のトイレ、入浴、寝室の分け方、段差、室温など、客室内の生活のしやすさが満足度に影響します。トイレや浴室が客室内にあり、寝室やリビングを分けられるコテージなら、家族それぞれのペースで過ごしやすくなります。
一方、子どもにテント泊のような普段の生活では得られない特別な体験をさせたい、家族みんなで一つの空間を楽しみたい場合は、グランピングも魅力的です。その場合は、トイレまでの距離、ベッドの高さ、空調、雨天時の移動を確認しておきましょう。

Q4. 友人同士やカップルなら、どちら?

A.より距離が近く感じるグランピングがおすすめ。

カップルや少人数の友人旅では、客室の特別感や夜の雰囲気を楽しめ、距離感がさらに近く感じるグランピングがおすすめです。写真に残したくなる室内外の景色や、焚き火を囲む時間も特別な旅の目的になります。
人数が多い、夜も室内でゆっくり話したい、寝る場所を分けたいという場合は、リビングや複数の寝室を備えたコテージが便利です。定員だけでなく、ベッドの数と配置も確認して選ぶといいですね。

Q5. 雨が心配ならコテージを選ぶべき?

A. 客室だけでなく、施設全体の雨の日対応で判断してください。

一般的には、コテージの方が室内で過ごしやすく、雨や風の影響を抑えやすい傾向はあります。しかし、屋根付きのBBQスペース、温泉、サウナ、カフェ、室内アクティビティなどがそろうグランピング施設なら、雨の日でも十分滞在を楽しめます。
反対に、コテージでも食事や入浴のたびに屋外移動が必要な場合があります。雨予報のときは、客室形式だけでなく、食事場所や共用施設までの動線を見てチェックしておくといいでしょう。

Q6. 料金が高いのはどちら?

A. 客室の種類だけでは決まりません。含まれる内容を比べましょう。

グランピングとコテージの料金は、食事、温泉、アクティビティ、客室設備、定員、利用時期によって大きく変わります。一見高く見えても、よく見れば夕朝食や体験、入浴料が含まれている場合が多く、それを考えると十分な価値があると言えるでしょう。
比較するときは、表示金額だけでなく、「1人料金か1棟料金か」「食事は含まれるか」「追加料金が必要な体験はあるか」などプラン内容をしっかり確認すると、実際の旅行代金が分かりやすくなります。

比較の際に確認したい7つのポイント

□ 客室内にトイレ・浴室・洗面台があるか、離れている場合はどこにあるか
□ 空調はどの範囲にあり、季節を通して利用できるか
□ ベッドの数・寝具の種類・配置は同行者に合っているか
□ 食事場所は屋内か、屋根付きか、客室から近いか
□ 雨の日に過ごせる共用施設や体験があるか
□消灯時間、音に関する案内があるか
□ 料金に食事・温泉・体験など、何が含まれているか

「どちらに泊まりたいか」というよりも「どう過ごしたいか」

グランピングとコテージは、どちらかが上というものではありません。どちらも、自然を楽しみながら快適に滞在できる、アウトドアリゾートの泊まり方です。

自然の気配や非日常感を、客室にいる時間まで楽しみたいならグランピング。
屋外を楽しみながら、休む時間は建物の中で落ち着きたいならコテージ。


名前や写真で決めるのはもちろん、一緒に行く人と、旅先でどんな時間を過ごしたいかを考えて選んでみてください。今回の旅はどこまで「非日常感」に浸りたい気分なのかも。

自分たちの優先したいことが見えてくると、それに合う泊まり方も自然に決まることでしょう。

編集部より


最後に、編集部から「旅づくりをスムーズにする意外な決め手」をご紹介します。
それは、「迷ったら、決断力のある人に委ねる」です(笑)
あれこれ比較して迷ってしまうときは、思い切りの良いパートナーに2択でズバッと決めてもらうのが一番
決断は任せ、細かな段取りはもう一方が進める」。この役割分担が、案外スムーズかもしれませんよ。

OUTDOOR RESORT.netは、みなさまの心動く旅を見つけるお手伝いをたくさんのヒントをこれからも提供していきます。